和菓子を作るときは白玉粉や上新粉を使うことが多いですよね。
上新粉よりも白玉粉の方が扱いが難しくないので、誰でも簡単に調理しやすいです。白玉粉を使った春らしく可愛くてカラフルな3色【若草色】【桜色】【白色】を紹介します。
若草色:よもぎの白玉
よもぎは春の草です。自然に生えているものですが、最近では野生のよもぎはなかなか手に入れずらいです。そういうときはよもぎの粉がスーパーに売っているので、賢く使いましょう。
さて、今回はよもぎの見分け方と特徴から見ていきましょう。
よもぎの特徴
よもぎはギザギザしており、表は濃い緑色をしています。裏は毛がびっしりと生えており、薄い緑色をしています。
それでもわからない場合は匂いを嗅いでみましょう。よもぎ特有の良い香りがするのですぐにわかります。
よもぎの栄養
特筆する栄養は食物繊維とビタミンKです。
ビタミンKは止血作用や骨の形成を促す作用があるビタミンです。
下処理
よもぎは下処理が必要です。
よもぎの固い茎を取り除きましょう。
そして湯を沸騰させ、塩を少々入れます。旬の初春の時期のよもぎはやわらかいので必要がないですが、時間が経って固い場合は調理用の重曹も少々入れましょう。
沸騰した鍋によもぎをいれ、柔らかくなるまで煮ます。(元々やわらかい場合は数10秒でOK。)
5分~20分程、冷水に浸します。
しっかりと水気を切り、みじん切りにしてからフードプロセッサー又はすり鉢で潰します。
作り方
よもぎ、白玉粉、はちみつ、水を混ぜ合わせ、耳たぶと同じ位の固さになるまで手で混ぜます。
たっぷりの水を入れた鍋を火にかけ沸騰させます。
くっつかないように作った団子を鍋に入れます。団子が浮いてきたらすくって冷水で冷まします。
桃色:いちごの白玉
いちごの旬は春です。
よく熟した濃い赤色のいちごを使うとキレイに色が付きます。熱が入ると色や香りが飛んでしまうので「すこし濃いかな」と感じるくらい入れるとちょうどいいです。
作り方
いちごを粗く潰し、はちみつと白玉粉を混ぜ合わせ、耳たぶと同じ位の固さになるまで手で混ぜます。
40gの粉に対していちご3つがちょうどいい分量です。
たっぷりの水を入れた鍋を火にかけ沸騰させます。
くっつかないように作った団子を鍋に入れます。団子が浮いてきたらすくって冷水で冷まします。
白色:豆乳とはちみつの白玉
白玉を作るとき、水の代わりに豆乳や豆腐を入れる方も多いでしょう。豆乳や豆腐は女性ホルモンに良いイソフラボンを多く含むことから女性なら積極的に摂取したい食材です。
白玉は砂糖などの甘味料を使うこともあれば使わないこともあります。白玉だけで食べたい場合は白玉自体を甘く味付けるとおいしく食べられます。今回は砂糖の代わりにはちみつを使っています。はちみつは白砂糖に比べるとカロリーが少なく、また殺菌作用もあります。
作り方
豆乳、はちみつ、白玉粉を混ぜ合わせ、耳たぶと同じ位の固さになるまで手で混ぜます。
豆乳を入れても味に影響はほとんどありません。豆乳の代わりに豆腐を入れることもありますが、豆乳と同じく味はほとんど変わりません。
たっぷりの水を入れた鍋を火にかけ沸騰させます。
くっつかないように作った団子を鍋に入れます。団子が浮いてきたらすくって冷水で冷まします。
食べるときはあんこを添えて食べるとおいしいです。