「卵料理は難しい。」という悩みは世界中でよく耳にしますが、日本の代表的な卵料理である「出汁巻き卵が上手にできない。」という悩みも例外ではありません。
出汁巻き卵の失敗しないコツは「卵の混ぜ方」と「火加減」です。
この2つは卵料理のポイントなので、ここさえ押さえればオムレツなど他の卵料理もきっと上手にできます。
ポイント1 卵の混ぜ方を意識せよ
卵を混ぜる時は”混ぜすぎない”ことが大切です。空気を入れ過ぎてもいけません。
フォークや菜箸で切るように混ぜることがポイントです。卵白がちょっと残っているくらいで混ぜ終えても問題ありません。
卵のコシがなくならないように気を付けることがコツです。
そして、卵液を作るときは濾し器で濾すと、滑らかな出汁巻き卵ができます。
ポイント2 火加減に気をつけよ
卵は火加減が大切です。卵焼きは中火で調理しましょう。
フライパンを火に近づけたり遠ざけたりしながら温度を微調整するとうまくいきます。
卵料理はちょっと焼けたりないと思うくらいで止めると、火を止めた後に余熱でちょうどいい具合になります。
出汁巻き卵の作り方
1 出汁を用意します。
鰹節ベースで100mlがちょうどいいです。用意が面倒なら市販の白だしで代用できます。
出汁が多いとふんわりおいしい出汁巻き卵になりますが、調理の難易度も比例してレベルアップするので要注意です。
2 卵3つを割って、ボールに入れます。
卵はフォークか菜箸で切るように。空気を入れ過ぎないように、混ぜすぎには注意しましょう。
※卵3つは1~2人用だと多いと感じるかもしれませんが、卵液を濾すので分量が減ってちょうどいい量になります。
3 2で混ぜた卵を濾し器で濾します。
濾すことで滑らかな出汁巻き卵になるので、できるだけこの手間は省かないようにします。
4 3の卵液に出汁とほんみりんを入れて軽く混ぜます。
みりんと砂糖を使う場合とみりんのみを使う場合がありますが、どちらでも構いません。
5 フライパンに油をひきます。
このときキッチンペーパーなどを使って均一に油がなじむようにします。
6 卵を1滴落としてジュッと音がしたら卵液を少しづつ入れて、卵を巻いて卵焼きを作ります。
火加減は中火で、焦げそうだと思ったらフライパンを火から離すなど温度調整をします。
7 卵を最後まで巻き終わったら、フライパンから卵焼きを取り出し、巻きすで形を整えます。
出汁巻き卵が冷えるまでそのまま固定しておきます。
8 出汁巻き卵が覚めたら包丁で一口大に切り、添え物として大根おろしを添えるとさらにおいしいです。