スミレの砂糖漬けはハプスブルクの皇妃 エリザベートも愛したと言われる砂糖菓子。なんだかロマンティックな響きがしますね。
味は「すみれの砂糖漬け」という名前を裏切らず、とても繊細で上品で、可愛らしいお菓子です。ヨーロッパの貴婦人やお嬢様が好んで食べていたようですよ。
日本ではほとんどお目にかかることがない食べ物ですが、その魅力を知ればきっとその可愛らしくて上品なお菓子の虜になってしまうことでしょう。
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スミレの砂糖漬けって、どこで買えるの?
スミレの砂糖漬けを売っているお店は特に日本では数えるほどしか見たことがありません。
特にヨーロッパのお菓子メーカーが砂糖漬けを出していることが多いです。
日本にお店がある3つのメーカーでお取り扱いがある(った)ようです。
スミレの砂糖漬けと言えば、王道はデメル(DEMEL)
スミレの砂糖漬けと言えば、デメル(DEMEL)が有名です。しかしスミレの砂糖漬けを日本で売っているのをなかなか見たことがありません。
フランスから不定期で入ってくるそうで、もう2年入ってきていないとのことでした。(2020年現在)
すべての女性の心を鷲掴みにする、マカロンや紅茶が有名なラデュレ
ラデュレ(Ladurée)にもスミレの砂糖漬けの取り扱いがあります。現在はローズとスミレの2種展開で、小さなクリスタルのような粒状の砂糖漬けです。
砂糖漬けと言って想像する、花びらの砂糖漬けはもうずっと日本に入ってきていないとのことでした。
バラとスミレの2種類あるので、味を比べてみるのも素敵ですね。
ラデュレ(Ladurée)のお茶のフレーバーにもスミレがあります。
ティーサロンに行けば、スミレのフレーバーがする青茶がメニューにあるので、スミレを体験することができます。
また、マカロンにもスミレのフレーバーがあります。
気軽に試して見たい方はここから試して見るのがおススメです。
2019年に日本に上陸した、ベルギー王室御用達のマダム ドリュック
東京と京都にお店があるマダム ドリュック(Madame Delluc)の個人的なおすすめはスミレの砂糖漬けです。
チョコレートや焼き菓子があり、ひとつひとつがゴージャスで、特にチョコレートは「ザ・ヨーロッパのチョコレート」という味がします。
スミレの砂糖漬けは、70gで3,000円(税抜き)です。
ラデュレの砂糖漬けとは違い、スミレの花がそのまま砂糖でコーティングされたタイプです。
まさに想像していた通りの「スミレの砂糖漬け」です。
スミレの砂糖漬けってどういう味?
スミレの繊細で上品な香りを楽しめる砂糖菓子です。
(良い意味で)化粧品、特にゲランの香りを思い起こさせます。心を豊かに彩ってくれるその優雅な味わいは、食べるコスメと言ってもいいかもしれません。
スミレの砂糖漬けのおいしい食べ方は?
そのまま口に運び、スミレの香りや甘さを味わう食べ方が一番おいしいです。
紅茶に入れて楽しむ食べ方をおススメされました。実際に紅茶に入れれば、ほのかな甘みと爽やかな香りが広がります。
個人的には紅茶だと強すぎるように感じるので、青茶(東方美人茶など)がおススメです。
他に、炭酸水やアルコールとの相性もいいです。
製菓の材料として購入される方も多いそうで、ケーキの上にスミレの砂糖漬けを載せると見た目が麗しいケーキに変身します。
スミレの砂糖漬けの飲み方アレンジはこちらをどうぞ。「スミレの花の砂糖漬けの”簡単なのに可愛い”おいしい飲み物3選」